破 斬 勘定吟味役異聞㈠ 負の遺産

兄の急逝で家督を継いだ旗本・水城聡四郎は、将軍家宣側近の儒者新井白石によって、勘定吟味役に取り立てられる。勘定には疎い聡四郎だったが、巨額の金が動いた普請に目をつけたことから、見えざる敵が蠢きだす。はたして幕府に巣食い、蜜を吸っていた者とは――。聡四郎が襲い来る刺客に一放流で立ち向かう! 聡四郎シリーズの「原点」が決定版として登場。(「BOOK」データベースより) 

勘定の経験のない水城聡四郎が勘定吟味役に抜擢。波乱の始まりを予感させます。聡四郎が増上寺など江戸の普請工事を見て廻ったので、こちらを読んでみました。 

「江戸の町(上)」です。江戸の町が時代とともに出来てゆく様子をイラストで分かり易く描かれています。木曽の山林から木材を運び出す「小谷狩り」等、イラストを見ると、とても丁寧に運ばれていることが分かります。 

「江戸の町(下)」は明暦の大火後の江戸の町です。耐火建築の普及が進みます。町屋は「土蔵造り」、「塗屋造り」、「焼屋造り」のタイプがあり、分かり易いイラストが載っています。