大富豪同心 八巻卯之吉放蕩記 お大尽遊び

老中も一目おく江戸一番の札差・三国屋の卯之吉が、同心株を買って定町廻同心見習いになった。武術の心得は全くないが、放蕩三昧を繰り返していたときに得た知識、人脈、そして莫大な財力で難事件を、次から次と解決していく。卯之吉の出自を知らない同心仲間は、その八面六臂の活躍にただただあきれるばかり。書き下ろし長編時代小説第一弾。(「BOOK」データベースより)

奉行所では同心になった初日、自分自身の披露宴を開くしきたりがあった。祝宴の場所は同心達には縁のない超高級料亭であった。江戸の高級料亭についてこちらを読みました。

 

江戸料理大全: 将軍も愛した当代一の老舗料亭 300年受け継がれる八百善の献立、調理技術から歴史まで」です。300年受け継がれてきた献立と技がくわしく載っています。やはり気になるのは、八百善の三百年考で、八百善の歴史が詳しく書かれています。

中でも気になるのは四代目栗山善四郎です。二代目が出入りしていた御用貸の水野という豪商で、若旦那が御女中に手を付け、お腹が大きくなって大騒ぎになりました。

二代目は「独身の三代目にお腹ごと頂戴します」と話を付け、そこで生まれた子が四代目栗山善四郎となります。

四代目栗山善四郎は大田南畝などの文人墨客と付き合い、「江戸流行料理通」を発行します。我々が思い描く八百善は四代目栗山善四郎の時代となります。

最後に、料理は真似できませんが、冬の嗜みとして「いも酒」が紹介されています。これはこれからの時期にピッタリで、ぜひとも試してみたいものです。