大富豪同心 天狗小僧 天狗小僧参上

盗賊・霞ノ小源太一党が江戸の町を震撼させていた。そんな折、油問屋・白滝屋の一人息子が高尾山の天狗にさらわれるという事件が起きた。見習い同心の八巻卯之吉は、南町奉行所筆頭同心の村田銕三郎から探索を命じられる。江戸一の札差の息子、卯之吉が八面六臂の活躍をする、大好評シリーズ第二弾。(「BOOK」データベースより)

神隠し事件の探索に向かった卯之吉が白滝屋に着くと大勢の人垣ができている。白滝屋の前では瓦版売りが現れ、瓦版が飛ぶように売れていく。瓦版についてこちらを読みました。

「奇妙な瓦版の世界 江戸のスクープ大集合」です。江戸庶民を沸かせた100の大事件が紹介されています。

時代劇で見られる、頭に手拭いをのせて顔を露わにした瓦版売りはほとんど存在しません。瓦版は違法出版物なので、役人を警戒して深い編笠で顔を隠しています。

値段は1枚4文で、現代の百円程度です。庶民に情報はほとんど入らない時代、百円程度なら飛ぶように売れそうです。

実際の内容は「庶民に売れそうなもの」で、逆に考えると瓦版を見れば、庶民が何を求め、何を楽しんだかが分かります。